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「CUSTOMIZE EXPERT&CREATIVE EXPERT」ダブル受賞!!|BRAVO MUSIC オンラインストア

去る2022年5月30日に、BRAVO MUSIC オンラインストアをEC-CUBEで構築しリリースいたしました。

本サイトはEC-CUBE社から、「CUSTOMIZE EXPERT」&「CREATIVE EXPERT」を授与されております。

ダブルで受賞した実績は、弊社初です!!!(パチパチパチ???)

エンジニアチーム&デザインチームの汗と涙の結晶となった案件です?

https://bravomusic.jp/

 

 

さて本リニューアルでは、以下EC-CUBE2系の2サイトを1サイトに統合し、リニューアルすることになりました。

 

このような多くの情報を整理し、まとめ上げたのは私自身初めての試みでした。

「こんなに多い情報どうする〜〜」と嘆きの声が私一瞬ありましたが、とてもやりがいがありハートが熱くなるお仕事となりました★

情報整理に精を出す

全て洗い出して情報整理!

本プロジェクトの趣旨。2サイト(「fitness musicサイト」と「yoga musicサイト」)を1サイトに統合するミッション!

2サイトある上、両サイトとも、とても情報が多いサイトであり、また整理されていないコンテンツもある状態でした。そのためまずやったこと!2サイト分のページを全て洗い出す作業を実施!!

Excelに全ページ、リストアップし、その後ブラボーグループ様にリプレイス先では必要なページかどうかをご判断頂きました。その上でWFを作成し、優先順位が高いものは、グルーピングやカテゴリとして位置づけし情報整理に努めました。

カテゴリ名や配置場所について熟考を重ね、ブラボーグループ様と対話しながら現在の内容で確定。

そして優先順位が低いものは、「フィットネス関連コンテンツ」&「ヨガ関連コンテンツ」としてスライドバナーエリアを設け集約することにしました。

ジャンル分けしきれないものや、コンテンツとして優先度が低いものはここにまとめ、情報整理することに努めたのです。(2023.02現在では、この部分はクローズさせています)

「お知らせ」については下の方に配置することにしたため、重要なトピックはファーストビューとなるメインビジュアル下で訴求エリアを確保。バナー点数を際限なく設置できるよう、スライドバナーを展開する見せ方でご提案いたしました。

これなら「お知らせ」エリアが下に配置されていても、しっかりと重要なトピックスをユーザーにお知らせすることができます!

 

さて1つトピックスをお話します。

ジャケ写下にある「視聴する」ボタン。きっと思うことがあるでしょう!

ボトムをそろえたい!!!!!(みんなの声が聞こえる〜〜)

一度ボトムをそろえたことがあるのですが、不自然に間のあいた空白が出きてしまい、そろえることをやめました。全て同じ文字数なら、きれいにレイアウトがまとまるでしょうが、動的部分になるためその選択肢は取れません。

一方で商品一覧ページでは、「視聴する」ボタンをそろえています。

本ページは整然としたページ内容となるため不自然さがなく、そろえる選択を取りました。ページの見せ方によって臨機応変にですね!

https://bravomusic.jp/products/list?product_type_id=1

メニューの見せ方はシンプルに!

今回譲れない点がありました。それは、ヘッダー周りのメニュー導線をシンプルに使い勝手よい導線とすること。ログイン時も気を配りこの点妥協せず、担当デザイナーと協議しました。

加えて「著作権について」アテンションをかけたいこと、ブラボーグループ様から要望を受けたため、ヘッダー周りが煩雑にならないよう、目に付きやすい赤ベタで配色。今回追求したシンプルさを叶えるため、スクロール時の追従からは外すことにしました。追従なしでもファーストビューに配置することで目的を達成できていたことも理由です。

ドロップダウンメニューも活用し、その中で多くのメニューを展開し整理することにしました。

検索も検索窓をトップページに表示せず、ドロップダウンメニュー内に展開することでコンパクトに見せる効果を発揮しています。

と同時にスマホのハンバーガーメニューについてもシンプルな設計にこだわりました。

全てメニューを表示すると縦にとても長くなり、ユーザーにとって使い勝手の悪いものになってしまいます。そのため、クリックしたら下位のメニューが展開する見せ方でブラボーグループ様からも了承いただくことができました。

(ブラボーグループ様もこの部分の見せ方について気にされており、解消できてよかったです!)

 

 

 

ここでときおり話題になるトピックを!ページトップについて。

スクロール時に追従させているサイトもありますが、「そこまで必要?」と思うことがあります。スマホだと特に、操作性も落としてしまう導線だと考えています。実際この「ページトップ」導線を使っているユーザーも少ないことでしょう。

iPhoneだとステータスバーをタップし、この動作を取るユーザーも多くいること想像しますよね。現在、「ページトップ」の導線がないサイトも存在しているくらいです。

そのため「ページトップ」は、フッターのデザインアクセント程度の役割とみなしてよいと考えています!実はこの「ページトップ」デザイン、メインビジュアルでもアクセント処理として扱われていることがあります。矢印の向きは ⬇ です。ぜひ他サイトでこの処理を探してみてください★

タブをフル活用!

今回タブが、情報整理に貢献しています。

 

そこでも一番複雑なタブ構成が「オススメ楽曲ベスト3」!

情報整理の仕方について一番悩んだコンテンツでもあります。スマホではプルダウンで選択する形式を取り、使いやすいUI設計を目指しました。

ただ!この設計はバックエンド側の処理工数について検討する必要がありました。今回はエンジニアと相談しこの設計を実現することができました★

こういった時の事前の対策として、WFの時点で&デザインが仕上がったタイミングでエンジニアに問題がないか前もって確認を取りながら進めるようにしています。

デザインはトレンド感を取り入れる

デザインリニューアルするからには、トレンド感を取り入れたい。デザイン制作に携わる者にとっては、ごく自然な考えです。それでは本サイトで取り入れたトレンドについてピックアップし、ご紹介します。

▼背面全面に写真を配置し、レイヤー構造を採用

その上をコンテンツがスクロールしていくことで、スクロール時に奥行きが加わり、スケール感ある迫力あるイメージを効果として与えています。

▼ブロック単位で横に流れる文字

デザインのアクセントになるだけでなく、リッチ感も演出してくれます。英字は配置するだけで華やかさが加わり、装飾として多用されています。

(この英字の装飾方法は使いやすくもあるので、安易に使うことなく上手に取り入れたいところです!)

この2つのデザイン処理について、デザインギャラリーサイトを見ていると同じような表現をしているサイトをいくつか見かけるかと思います。実はデザインって、基本パターン化して作られているのです。

似通ったサイトに見えないよう処理を組み合わせて、オリジナルのエッセンス等を取り入れデザインしていることが分かります。じゃあ誰でもトレンド感あるデザインが作れるんじゃないかって??

それは一朝一夕ではできません。が回答です★

余白感や細部のディティール、フォントについてもベストを尽くして完成させているためです。心地よいデザインにたどり着くまで何度も試行錯誤を重ねます。

ディレクターである私もラフデザインを作ることがあり、身を持って知りました〜〜!機会があったらみなさんもデザイン制作にチャレンジしてみてください♪

チームメンバー一丸で作ったサイト!

最後に本サイトの制作メンバーについて触れさせてください♪

本サイトはチームメンバー一丸となって作り上げ、思い出深いサイトとなりました。制作中はお互い遠慮することなく必要あらばみんなで集まって、すり合わせや進捗確認を行いました。リモートメンバーが多いため、そんな時はSlackのハドル機能を使って柔軟に集まります!

チームワークって大切!!

リリース日はみんなでオフィスに一同に集まり、追い込みました。オフィスにいた他メンバーも気にかけてくれて、応援してくれたりその場を和ませてくれたり?

22時前にオフィスに届いた出前(ビルの表の入り口が閉まっていて、出前のお兄さんが辿り付けず!予定より配達時間が遅くなってしまったのです 笑)をみんなで囲んだことは今でも良い思い出です。←ちなみにレアなことです。めったにありません!!22時はオフィスに誰もいないことが基本である弊社。

リリースできた時はみんな感極まり、喜びの声が上がりました!感動!!!私も嬉しかったー。ついに我が子が世にリリースされた気持ちです✨✨

今現在もブラボーグループ様がこまめに更新して下さり、サイトを育てている様子を見るととても嬉しく思います。

 

株式会社ジョーレンは「EC-CUBEインテグレートパートナー」ページで、プラチナランク企業として掲載されています。他EC-CUBE構築実績も掲載していますので、ぜひご覧ください!

https://www.ec-cube.net/integrate/partner/

https://www.ec-cube.net/integrate/partner/partner.php?partner_id=1431

Shopify多言語対応。「ゆとり屋」オンラインストアをリリース!

Tシャツやステッカー等、ゆとり屋様オリジナルグッズを販売するサイト。

ゆとり屋ONLINE STOREを2023年1月24日にリリースいたしました。弊社オリジナルデザインで、Shopifyにて構築しております。

https://onlineshop.yutoriya.shop/

  

 

鳥の種類から選ぶ」ページは弊社メンバー間でも人気のページ★

細かな描き分けをしているゆとり屋様のイラストは、思わず見入ってしまいます。

本サイトならではの魅力あるコンテンツです。

ゆとり屋様のInstagramでも本サイトへの導線が貼られ、商品のご案内をしていますので、合わせてチェックしてみてくださいね。

 

さて本ブログでは、本サイトの制作に関することについて 3つ!ご紹介したいと思います。

構成について変化にこだわる

デザインはリズム感が大事です。

リズム感って?

同じ拍子のリズムが継続して刻まれていると、単調となりリスナーにとってあきあきしてしまいますよね。

早いリズムだったり、ゆっくりなリズムだったり変化あるリズムを刻むことで、あきなくリスナーは聴けるのです。

サイトの見せ方も同じで単調な構成が続かないよう、リズム感ある構成で組んでいます。

本サイトの場合、以下構成を例にあげましょう。

・ランキング

 「もっと見る」の導線

・ゆとり屋が選ぶおすすめ

  「スライド」の展開

ゆとり屋様に提案し、この構成で設計することを確定。違いも出て、ユーザーにとっても分かりやすい効果が出ました。もちろん配色等でも違いを出しています。

またこの2つのコンテンツは、更新頻度が多いため上部に配置しています。より見せ方の差別化が重要になりますね。

スマホファーストを意識する

PCのメインメニュー(「Tシャツ、パーカー・トレーナー」等が並んでいるメニュー)は、

メニュー間の余白が狭いため少し窮屈に感じ、可読性・視認性が下がっているかもしれません。

ゆとり屋様と相談し、「メニューの文字数を短くする」or「メニュー数を減らす」ことも検討しましたが、ECサイトは特にスマホからの閲覧数が多いため、PCサイトのメインメニューはこの見え方でよしとしました。

それより、メニュー名&メニューの数を優先することを選択したのです。

近頃、「(PCデザインより)スマホデザインを先に確認したい」といったクライアント様の声が多くなりました。

至極当たり前のことではありますが、ますますスマホデザインの重要性は高くなること感じています。

デザイナーは、スマホからもデザイン作れるようにしておくといいですね!

心理学的法則を活用

ミラーの法則

サイト制作中にゆとり屋様から相談を受けました。

「【鳥の種類から選ぶ】のサブメニュー。たくさんメニューを設けてもいいと思いますか?」

この問いを受けた時に、私の頭の中でよぎったこと。

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マジカルナンバー7

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制作に携わるみなさんなら、一度は聞いたことがあることでしょう。

マジカルナンバー7とは。

【ナビゲーションの項目数は、7つ以下に制限しなければならない】

私もこの数字を意識して、10年以上今までサイト制作を行って来ました。

そしてクライアント様にもこの説明をしたことがあります。

と同時に著書「UXデザインの法則」にて、ミラーの法則として以下説明書きがあったことを思い出しました。

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ナビゲーションメニューのようなデザインパターンは、選択肢が常に目に見えていてユーザーが項目を覚える必要がないので、これらのリンク数を制限してもユーザービリティ上のメリットはない。メニューが効果的に設計されている限り、ユーザーは自分の目的さえ覚えておけば目当てのリンクを素早く識別できる。

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ゆとり屋さんサイトに訪れるユーザーは鳥好きが多くいるため、

「この鳥グッズを見たい!」という具体的な目的を持ってサイトを訪問することが予想されます。

そのため、メニュー数が多くても問題ないこと私はこの著書の裏付けにより回答をしました。

また多くの鳥の種類のグッズを取り揃えていることは、本サイトならではの優位性でもあります。

数多く見せるほど注目してもらえ、本サイトの最大の魅力にもつながるのです。

この続きの詳しい説明は、著書「UXデザインの法則」に書いてあるので、興味のある方は読んでみてくださいね。

さてその他2点、このサイトでも共通して語れることがこの著書に書いてありましたので、合わせて紹介させてください。

ヤコブの法則

ユーザビリティの専門家ヤコブ・ニールセンによって2000年に提唱。

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・ユーザーは他のウェブサイトでの経験の積み重ねを通じて「デザインはこうあるべき」という期待を築き上げる傾向がある

・ありふれた慣例に従ったデザインにすることで、ユーザーがサイトの中身やメッセージ、扱う商品にもっと集中できるようにすべき

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というものです。

本サイトでいくつかピックアップして例を挙げると以下になります。

1)サイトロゴ

2)ヘッダー右上にあるカート等のボタン

3)数量のセレクトボタン

4)カートに追加するボタン

5)フッターにある規約関係のページ、SNSの導線

どのサイトでも基本共通して本サイトのような配置、挙動をしているでしょう。

これはメンタルモデルという心理学の概念です。(詳しくは著書「UXデザインの法則」を参照)

この法則を意識した設計にすることで、ユーザーは快適に目標達成に集中できるため、本サイトでも基本事項として取り入れています。

美的ユーザビリティ効果

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見た目が美しいデザインはより使いやすいと感じられる。

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見た目の美しさは、ユーザビリティがUPすると研究結果により証明されています。

コストが捻出できないため、見た目は二の次。

とプロジェクトにより判断されることがありますが(とても悲しい事実(T_T))、この実証結果により今一度見直すべきかもしれません。

この著書で他注目した事例として、

・見た目が美しい携帯電話

・見た目が美しくない携帯電話

でユーザビリティテストをしたところ、

【ユーザビリティを高く評価しただけではなく、携帯電話の見た目によってパフォーマンスにもプラス効果があり、タスクの完了時間が短縮された】

という結果が出たそうです。

リリース後、本サイトを紹介したところみんなから「かわいい!」というコメントを寄せてくださいました。

それはユーザビリティだけではなく、パフォーマンスにも良い影響を与えること示唆してくれています。

「見た目が美しいデザインはユーザーにポジティブな反応を引き出し、デザインが信頼性を高めてくれる。」

ともこの著書で伝えていました。ユーザー体験が重要視されている昨今、深く同意することです。

成果を出すなら、デザインまでしっかり力を注ぎ実施すべきであることメッセージとして受け取れるでしょう。

まずは見た目を美しくしてからではないと、ユーザビリティテストも効果を発揮しない事実。

デザインの価値が重要であることこの著書が教えてくれました!

 

株式会社ジョーレンではShopifyやEC-CUBEの構築はじめ、デザインについてもお引き受けしております。

さまざまな課題を抱えている方、ご相談からでも構いませんのでお問い合わせください。

各専門スタッフがクライアント様と伴走し、制作を行わせて頂きます。

コンセプトにぎりが超重要!デザイン制作の裏側をご紹介

株式会社ジョーレンはシステム開発はじめ、デザインの制作についても承っております。

今回はデザインの制作についてフォーカスし、制作の際、大事にしていることをご紹介します!

・ジョーレンのデザイン実績 一例

デザインはコンセプトの認識合わせが超重要

超重要  と書きました。

はい、デザインの制作において最初から最後まで1mmもこぼすことなく一貫して超重要なのです。

何がそんなに超重要なのか。その根拠について今回は綴っていきます!

ヒアリングで大切にしていること

まず始めにクライアント様にヒアリング。ヒアリングする内容は、オリジナルのヒアリングシートのフォーマットが存在し、

これを元にクライアント様の傾向に合わせてカスタマイズしてヒアリングを行っていきます。

制作者にとって少しでも多く情報があることは、アイディアのヒントになり良き制作につながるため、聞けることはなるべくヒアリングするようにしています。

ちなみに雑談内容も制作者にとってはヒントになるのです!雑談って大事。

またクライアント様の雰囲気やオーラを生で感じ取るため、対面でヒアリングを行うこともあります。体感で得られることもあるのです!対面でのヒアリングだったら、その様子を写真撮影しその後デザイナーに共有することも臨場感が伝えられてよいですね。

ヒアリングした内容で疑問に思ったことはそのままにせず必ず解消させ、疑問が残らないようにします。

そしてこのヒアリング内容はコンセプトへと繋がります。

ベースカラーどうする?

さてここでは、ヒアリング項目の中から1つピックアップしてご紹介しましょう。

ヒアリング時に欠かせない「ベースカラー」の取り決めについて。

成果物の印象を左右するものになりますから、クライアント様の気持ちも気合もぐぐっと入る質問内容です。

カラーを決める時に役立つツールがこちら!

感性マッピングツールなるものがあり、

日本カラーデザイン研究所」が研究・開発した配色イメージスケールが活用できます。

http://www.ncd-ri.co.jp/image_system/imagescale.html

シンプルな例でたとえると、

  • 「クールなイメージにしたい!」だったら  青系
  • 「情熱的なイメージにしたい!」だったら  赤系

といったように色を決めていきます。

クライアント様がベースカラーを決めること迷っていたら、すかさずこの配色イメージスケールを用いて取り決めるとよいでしょう?

もし仮にクライアント様から「クールなイメージにしたい!」という希望があるのにも関わらず、

赤系のベースカラーを指定した際には、この資料を元に説明しましょう。説得力が増します!

サイトの骨子となるWFの作成

次にヒアリング内容を踏まえて、WF(ワイヤーフレーム)を作成します。

※WF(ワイヤーフレーム)とは:サイトに掲載する要素を整理し、サイトに見立てレイアウト化したドキュメントのこと

・以下はEC-CUBE社提供のWFサンプル

 

WFを作る時に心がけていることはこちら!

  1. コンセプト(ヒアリングシート)を踏まえた内容か?
  2. グルーピング等して、情報整理が的確にできているか?  
  3. プライオリティを意識した見せ方になっているか?
  4. なぜこの配置にしているか、裏付けが語れるか?
  5. SNS等、必要な外部リンクは漏れなく設置できているか?

 

ここで超重要で触れた「コンセプト(ヒアリングシート)を踏まえた内容か?」が出て来ました。

WFの作成者がコンセプトからブレたものを作成してはいけません。目指す方向を見誤ってはいけません。しっかり振り返りつつWFの作成を行いましょう。

デザインはあくまで手段に過ぎないため、達成したい目的(コンセプト)を正しく伝えられるようWF作りを行いましょう。

余談:

私はまず始めに手書きでWF作りを始めます。その方が思考のスピードが早く、アイディアもまとまりやすいためです。ツールからだとツールベースについつい設計が走ってしまいがちなのです。

実際、手書きから作成する人が多いようです!

 

用意するWFは、

  • ハンバーガーメニュー
  • スマホとPC  両ページ

を欠かさず用意しましょう。1つでも欠けるとデザイナーが迷ったり制作負荷がかかることがあるためです。クライアント様とすれ違いや、デザインにおいて出戻りが発生することもありますので、怠らず作成を行います。

またポイントとして、デザインに近いWFになるよう、写真画像等を反映したカラフルなWFを作ります。(私のポジションとして、ディレクターの立場で依頼しています)

なぜかというと、以下2つの思いがあるからです!

1)クライアント様ご希望のデザインに近いイメージでWFを確認してもらえるため

2)デザイナーにこのWFを超える最高のデザインを作ってほしいため

そしてクライアント様から了承取った上、

レイアウトはいじってよい前提でデザイナーに依頼します。

デザイン依頼。目指している山の頂上は同じか!?

ヒアリングシートを元にコンセプトを整理して、デザイナーにデザインを依頼するステータスを向かえました。

心がけている点は、クライアント様から受けた内容プラスアルファ、デザインの際に参考となりそうな情報をデザイナーに伝えることです。

それを受けてデザイナーから発信されるアイディアは

「ああ、こう来たか!」「なるほど、こういった表現もできるか」「わーそこまで熟考できていなかった」

と多くの気づきを得ることがあります。またデザイナーからこういった指摘を受けることは、次に活かす学びにも繋がります。

その後デザイナーからデザインがUPされた時、UIが更に磨きがかかって仕上がっていた時は感動です。

見やすさや情報整理具合が、レベルアップ!!

デザイナーの存在に頼もしさ(後光が見えるっっ)を感じる瞬間でもあります。

そしてこの時、必ずコンセプトからブレていないかチェックを行うことは欠かせません。

なぜって。

みんなで目指す山の頂上は同じだから!

です。

※この言葉、この後でも出てきます。

クライアントプレビューそしてFIX。ここで武器となるのは!?

デザインが仕上がったら、コンセプトを添えてクライアント様にプレビューを行います。

そしてデザインを見たクライアント様からフィードバックが届くステータスを向かえました。

届いたフィードバックを確認してみたら、

時には1からデザインを修正しなければならないフィードバックが届くことがあります(ガクブル。

しかし!こちらには強力な武器があります!!

エビデンスとして用いる武器、コンセプトの元となるヒアリングシート!!!

コンセプトからブレているフィードバックを受け取ったら、

必ずクライアント様とコンセプトに立ち戻って一緒に確認を行いましょう。

そこでコンセプトからズレているフィードバックをしていること、クライアント様が気づきます。

みんなで目指す山の頂上は同じだから!

そうです。

クライアント様は違う山の頂上を目指してしまっていたのです。

それゆえコンセプトと異なるフィードバックをしてしまったのです。

冒頭で超重要と書いた理由はここにありました。

コンセプトを握らずデザインすることは、目指す方向を共有せず山を登ってしまうことを表します。

想像してみただけで、恐怖ですね。

トラブルを招くだけで、クライアント様はじめチームメンバーも安心して一緒に山の頂上を目指すことができません。

認識合わせって超重要ですね?

さて今回はデザインを行うに当たって制作の裏側のお話をさせて頂きました。

株式会社ジョーレンはShopify構築、EC-CUBE構築案件においてもデザインから制作を承っておりますのでお気軽にご相談ください。具体的なデザインイメージがなくてもお客様と伴走してご提案することが可能です。

 

▼EC-CUBEの実績はこちら

https://www.ec-cube.net/product/cases/backnumber.php?search_partner_id=1431

 

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Shopifyで構築。「DMMLunaサイト」をリリース!

合同会社DMM.com様(以降、DMM様)のご依頼により女性向けに検査キットを販売するサイト、

DMMLunaサイトを2022年10月31日にリリースいたしました。

オリジナルデザインで、Shopifyで構築した案件になります。

https://dmmluna.com/

 

DMMLunaブランドを確立すべく世界観をどう表現するかを熟思

今回DMM様の新たなサービスの試みとして、本サイトを立ち上げることとなりました。

課題として承ったミッションは、DMMLuna独自のブランディングがいかに確立できるかです。

その実現のため、いくつかの試行錯誤を行いデザインに望みました。

扱う商材をどう見せるか!?議論

まず課題に上がったことは商材をどう見せるかについてです。

本サイトで扱う検査キットとは、以下のような商材になります。

この商材写真をいくら飾っても、目指すデザイン感にマッチさせることはできません(;_;)

そしてチームメンバーとディスカッションした末、検査キットの写真は用いず、ターゲットとなる女性写真を主役に、検査項目の数を明示して見せる!

という案で世界観を壊すことなくまとめ上げることができました。

この案に行き着くまで他のアイディアも出ており、例として

「イラスト化する案は?」「商品画像の更新性負荷や、商材の正確な再現性が劣るのでは?」といった理由により見送りになった経緯も背景にあったのです。

・FIXした商材画像が見れるページはこちら!

https://dmmluna.com/collections/kit

 

ロゴへ込めた思い&ストーリー性を持ったキャラクター設定

次にオリジナルの世界観の実現です。

ベンチマークとなるサイトは、そのサイト独自に描き起こしたイラストや撮り下ろしの写真が起用されていました。

本案件ではイラストレーターの起用が予算等の兼ね合いにより厳しく、条件として担当デザイナーができる範囲で制作しなければなりません。

またセンシティブな内容を扱った商材となるため、サイト用の写真撮影も見送る必要がありました。

その制約ある中で、ミッションとしてDMMLuna独自の世界観を表現する必要があったのです。

更にDMM様がベンチマークとなるサイトを大変気に入っていたため、それを凌駕するサイトを作らなければ!!という課題もありました。

そして提案させて頂いた内容は以下になります。

  • DMMLunaが描くストーリー展開

    (メインビジュアルにおいて)

    ・ルナ先生の元に本サイトのターゲットとなる女性をイメージしたイラストを配置。

    ・お家は、自宅で検査することができる。

    ・ポストは、ユーザーが検査した検査キットを郵送する。

    ・傘の子は、安心を届ける。

    といったメッセージを込め構成。

 

  • サイトロゴ

    シンボルの形状から「優しく包む」を表現。

    全体の形はハートを想起させ 「心」「優しさ」「安心」を。

    内側に包む形状はDMMLunaが女性の健康を守り、 優しく包み安心をもたらすという意味をかたどる

 

  • コンセプト

    DMMLunaをきっかけに新しい価値観や新たな生活習慣の場を本サイトを通じてユーザーに与えられるよう、DMMLunaブランドを確立できるようデザイン。

    今までターゲットとなるユーザーが利用していたサイトはなんとなく気持ちがのらない、面倒くさいといったネガティブなイメージを与えていたかもしれません。

    DMMLunaではそういったイメージを変え、DMMLuna独自の世界観を演出した本サイトで一新を目指す。

    ※このコンセプトは、これからの顧客満足度の向上、そして市場シェアの拡大にもつながることも目的といたしました。

 

ご提案した世界観はDMM様に評価いただき、仕上がったデザインを通じてご要望に沿った世界観を作ること結実できたのです。

 

「よくあるご質問」の見せ方を思案する

ここでは制作エピソードのこぼれ話を。

よくあるご質問は一般的に以下のような文字ベースの印象が多いかと思います。

今回DMM様から

「文字文字の印象ではなく、キャッチーで読みやすい見せ方にしたい!」とご要望を受けておりました。

実現に向け、イラストを入れる、URLの文字列をそのまま記載しない等

チームメンバーと工夫はしてみたものの、テキスト原稿のボリュームがある程度あると、実現することは困難なことが分かりました。

(本サイトは制約上、これ以上テキスト原稿の文字数を減らすことはできませんでした)

そして仕上がったページはこちら!

https://dmmluna.com/pages/faq

とはいえ、一般的な「よくあるご質問」ページより読みやすくキャッチーな印象に仕上がっていますよね★

Shopifyで構築することで運用性UPの恩恵を享受

まだまだShopifyを勉強中の私。

今回Shopify構築を通していくつか気づきがありました!

Shopify構築をクライアント様に提案する際に、メリットとしてお伝えできるかと思います。

管理画面でカンタンに更新ができる

今回Shopify側で用意されているテーマ*を元にオリジナルデザインの適用を行いました。

Shopifyではオリジナルのデザインを適用しても、管理画面からGUIで更新できる(ソース更新ではなく、ビジュアルベースで更新できる)仕組みが作れます。

 

Shopifyで構築すれば、運用者側でソース更新することなく、制作者側に依頼かけずとも

ブログのようにGUIで更新できる!のです。

つまりShopifyを使うと、手間なくノンテックの方でもとても簡単に運用する体制が築けます。

テーマとは:デザインのテンプレートのようなもの。テーマをそのまま使い構築もできますし、テーマを元にオリジナルデザインを作ることもできます。

戦略に合わせて、コンテンツの順序を並び替えられる

クライアント様のご要望として「更新頻度が高いコンテンツを上部に配置したい」という声が寄せられます。

例えば、「ブログコンテンツ」や「お知らせ」等々。

一方でストーリー展開を意識した場合、初めてユーザーに見てもらうサイトの場合、順序としてまずは自己紹介から入りますよね。

「私は◯◯です。◯◯◯をやっているサイトです。よろしく!」

このサイトはなんぞや的な紹介ですね。

この構成を優先とした場合、ページ最上部に配置することが適しています。しかし時が経ちサイトリリース後、リピーター層が多くなった場合は、ユーザーにとって何度も見なくてもよいコンテンツになるため、下に配置変更したくなる時が訪れるかもしれません。

この点Shopifyでは柔軟に応えることができます!

先程紹介した管理画面のGUIで上下に移動させ変更することが容易にできるのです。

つまり、サイトの戦略に合わせてコンテンツの配置をいつでも簡単に変更できるので叶えられるのです。

構築のポイントは、

配置を変更しても自然な見え方になるようデザインする!です。

今回紹介した以外でもShopifyが得意としていることはたくさんありますので、構築の検討をされている方はお問い合わせ頂き、ご質問いただけたらと思っております。

 

株式会社ジョーレンではオリジナルのデザインから、Shopifyのテーマ(テンプレート)を使った構築まで、業種ジャンル問わず幅広く承っております。

「こういった機能を付けたい」等、機能面に関するご相談も承ること可能ですので、お気軽にご相談ください。

EC業界トップクラスの実績!自社ECサイト構築が398,000円から
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